こんにちは。
毎日お仕事お疲れ様です。
昼の11時頃、いつもの様に配達員が赤いカブに乗ってやってくる。
颯爽とやってきて、ガチャンと手際よく配達物をポストに入れ軽やかに去っていく。
ポストの形状もいろいろあるのに、すぐに入れられてさすがだなと思う。
ポストの形状講座とかあるんだろうか?
セミナー「うまく入れろ!外国式ポストの挿入術!」とか
「古いポストは怖い?手を切らない様に入れる工夫!」とか
講座が開催されているかもしれない。
その配達員はものの5秒程度で配達物をポストに入れ終える。
早い!早すぎる!やっぱりプロは違うなぁ。
そう考えていた。
事の発端
我が家は、道路より1Mほど高く建てられている。
バイクをつけているところが車道で、手前の階段をのぼりポストに到達する。
ポストの前には歩道と、義母が育てている花やハーブがたくさん咲いている。
「がちゃん」
郵便受けを見に行くと、
花壇にでっかい足跡があった。
う~ん。足のサイズは何センチかな?
28cmぐらい…?
わ~大きい!すっごく大きい!さすが郵便屋さん。
とかそういう問題ではない。
花壇、普通は踏まない。
土の部分には花以外にも小さな多肉植物が植わっている。子どもも踏まない。
何名か配達員を見るのだが、花壇を踏んでやってくるのは1人だけだ。
他の人には花壇に見えているのだろう。
30代ぐらいで細身の方。
見るからに塀なのだが。
1Mの高さをワザワザ乗り越えて、花壇を踏み、郵便受けに配達物を入れる。
多分こうやって上がっている。
・・・
スーパーマリオなのかな?
マリオはこちら↓
引用元:任天堂公式
おかしい。
いや、もしかして花壇って分からないのだろうか。
それとも「花壇を見つけたら足形をつけるのがルール」と教育されているのか?
ほら、あのハリウッドに著名人の手形足形があるじゃないですか?あれと同じ。
ハリウッドのグローマンズ・チャイニーズシアターの手形はこちら↓
引用元:NITF
私は小学校の授業で朝顔やサルビアを育てたことがあるが、花壇に足形をつけるようには教わっていない。
対応策を考えてみる
いろいろと考えまず、看板を立てようかと思ったが、他の配達員の人にまで嫌な気を持たせてしまうだろうし、小さな町なので知り合いの友達の知り合いとかだったりする。
そうなると、「あそこの住人は玄関先に立ち入り禁止看板をかかげている、どうやって入れと言うのか。トンチを効かせるのかな~?」などと陰口を叩かれ、クレイジーな一家だと思われてもおかしくない。
なぜうちがクレイジー一家と思われなければならないのだ。
配達物を毎日配達してもらっている事には感謝している。
あくまでも自然に、そして傷つけることなく無言で彼を更生させたい。
対策その①
プランターの花を置いてみた。
さすがにこれだと物理的にも塀に昇った後、さらにプランターを飛び越えなければならない。何より生き物である花をまたいでまで飛び越えようとは思はないだろう。
次の日
・・・
スーパーマリオ?
マリオのギリギリジャンプはこちら↓
引用元:ゲームメモ
全く効果が無い
来る日も来る日も足跡がついている。
もしこういうタイプの罠があったら教えてください。↓
全力で買います。
対策その②
プランター+さらにその手前に背が高い花を植えてみた。
土を踏める環境にあるのがいけないのだと思い、土を踏めない様にする。
これならプランターを越えた後にさらに待ち受ける健気な花を見て
配達員「これは越えられないよ。今日までごめんね。」
とあきらめてくれるであろう。
次の日
・・・・
ねぇスーパーマリオなの?
意味は無かったようだ。
花も2本折れていた。
うちの花をもしかしてスーパーマリオのアイテムファイヤーフラワーとでも思ってるのかな?とったらファイヤーボール出せるとでも思ってんのかな?
こちらがファイヤーフラワー↓
引用元:任天堂公式
たった数メートルの距離のために折られた花が可哀そうだった。
1Mの塀の高さを越える足は、花なんてなんのその。
配達員「ボク足長いって言われるんですよ。」
妄想がはかどります。
マリオがジャンプすると、見えないところから急に出てくる隠しブロックってありますよね?
もし隠しブロックがあるならこんな感じで仕掛けたい↓
1UPキノコは高い声でこう叫ぶ
「花をまたいでまで得た1UPはどんな気持ちかな?」
対策その③
柵を取り付けてみた。
イノシシには電気柵が必要だが、人間は喋ることができるのでさすがに電気柵はつけない。
玄関前が要塞の様になっていく。
大体この辺りで「あれ?ここって通ったらいけない場所?」と気づくであろう。
こちらの無言の圧力に君は耐えられるかな?
次の日
・・・・・
むしろルイージなの??
双子の兄弟であるマリオよりも背の高いルイージなのですか?
ルイージはこちら↓
引用元:任天堂公式
私が予測していた「花壇を見つけたら足形をつけるのがルール」は実在していたのかもしれない。
そう思わせる程の足跡っぷり。
この辺りで98.2%のこの記事を読んでいる方はこう思っているんじゃないですか?
「そろそろ配達員に言おうよ!」と。
しかし暑い中、あと数件配り終えたら終わりだ~!帰ったらYouTube見よ!と考えながら意気揚々と仕事している最中に
あさこ「コラ!!「花壇を見つけたら足形をつけるのがルール」教育世代ですか!?」
そう言われると、この人何を言っているんだろう‥ここの住人は危険な奴だ。次配るときはもっと小さめに足跡をつけよう。シュン…となってしまうかもしれない。
仕事のモチベーションが下がってしまう。
最初の方にも言ったが配達物を毎日配達してもらっている事には感謝している。
あくまでも自然に、そして誰も傷つけることなく無言で彼を更生させたい。
そうだ
よく遊園地の絶叫系のアトラクションに恐怖におののく顔が撮影されるサービスがありますね。終わった後、結構なお値段のする絶叫シーンの写真を買おうか悩むやつです。
大山家は写真の方ではなくあのシステムを導入しようと考えた 。
良い表情だ。
このサービスの張り紙も花壇を飛び越えた経験のある人にしか分からないはずだ。
対策その④
要塞セット+バラの花を植えた。
要塞セット+とげとげしいバラに
配達員「なんだこの重々しい感じ。BOSS感がする。ここ、絶対、BOSSいる」
とスーパーマリオのクッパ城をイメージさせることであろう。
あくる日
・・・
足跡が・・・
無い・・
やりました
ここでやっと足跡を残さなくなった。
イノシシもだが、人間も痛みには弱いらしい。
これで配達員との長い長い闘いは平和に終焉を迎えたのであった。
隠しステージ
月日は経ち平穏を取り戻していた大山家はあの配達員のことなどすっかり忘れていた。
そして季節は冬になり、バラの花が散った。
すると・・・
ひゃっほ―また踏んでるーーーーー(^o^)
・・・・・・
あなたがクッパなの??
マリオの敵クッパ↓
引用元:任天堂公式
もうそろそろ苦情を入れようかと思っているが彼の職場で、
アラサーの配達員が花壇を踏み荒らす「花壇フミアラサー」とあだ名が付けられてしまうんじゃないかが心配でなかなか言えない。
おしまい
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