こんにちは!
大山あさこです。
今回は少しだけ変化させて‥ファッションについて考えてみたいと思います。
ワンピース界のオシャレ番長
皆さんはワンピース界のオシャレ番長をご存知でしょうか。
ワンピースはもちろんあのワンピースです。
そうそう、ビーズを繋げてね、ネックレスにしたりキーホルダーにしたり小学生に大人気ね。うん、オシャレ!しゃれおつぅー!
しゃれおつはこちら↓
夜のテンションは怖い。こんな寒い文言を平気で打ち込むこの指先が怖い。
話は戻りまして、ワンピースとは漫画のワンピースです。
尾田栄一郎先生が書いた海賊王漫画です。
違うな。海賊王に俺はなる漫画です。
主人公のルフィさんことモンキー・D・ルフィさんは海賊王を目指し世界中の海を旅するんですね。そこで仲間と出会い、敵を倒す。しかし敵はどんどん強くなり、キャラが濃くなっていくんです。
その濃いキャラ&オシャレ番長がこちら↓
オレンジのメガネにピンクのファー。こちらの方はドフラミンゴさんです。
引用元:ONE PIECE.com
ちなみにメガネも売っています↓
HXONE コスプレ眼鏡ドンキホーテ?ドフラミンゴ one piece ワンピース王下七武海 天夜叉(オレンジ)
- 出版社/メーカー: HXONE
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
そのドフラミンゴさんが着ているピンクのファーは名前の通りフラミンゴの羽だそうです。ピンク色が体の7割を占めている。林家さんに次ぐおしゃれさんですね。
そのドフラミンゴさんが着ているようなファーを着ている女子を「ドフラミンゴ系女子」と言う、と2年前テレビで放送されました。
ドフラミンゴ系女子はこちら↓
ちょっと悪意がある気もする。
ドフラミンゴになるぞと意気込んで購入した女子にとってはドフラミンゴと言われることは本望である。しかし反対にドフラミンゴを全く意識していないドフラミンゴ知らない系女子からしたら「ドフラミンゴや」と言われると、「えっこんな街中にフラミンゴ!?」となりソワソワし始めるだろう。
ドフラミンゴ系女子のルーツ
今回はこのドフラミンゴ系女子の着ているファーがどのように作られたかと言うドキュメンタリー風話(妄想)である。 もう一回言いますよ。完全なる妄想です。参考にしてもかまいませんが、自己判断でお願いします。
あの羽織物姿を見て皆がドフラミンゴ系女子と言う風に呼ぶわけだが、決してドフラミンゴをモチーフにして作られたわけではない。
そもそも羽織物界の重鎮と言えばあのお方であろう。
それは子泣き爺である。
アンニュイな表情を浮かべる爺↓
爺には長年の悩みがあった。
とにかく冬は寒い。
寒さをしのぐために着ているみのなのにスッカスカなのである。あまりの寒さに泣けてくる。いや子泣けしてくる。
でも我慢した。とにかく我慢した。
200年いや300年たったであろうか?子泣き爺はついに我慢の限界をこえ、徳島の山奥にいると言われるみのの匠のところへ出向いたのであった。
そして匠に思いのたけをぶちまける。
匠は爺の300年もの熱い想い、いや寒い想いに賛同し子泣き爺専用の最高のアウターを作ることになった。
通常のみのはわらである。みのの様でみのよりあったかい素材は無いだろうか?日本全国津々浦々を巡りそれでも見つからず、世界を巡り巡った195ヵ国目のブラジルでついにそれに出会う。
匠が探しに探し抜いて選んだ素材がこれになります。
匠が選び抜いた素材「パンパスグラス」↓
引用元:LOVE GREEN
別名「西洋ススキ」
ススキに似ているが別物だそうだ。
当時の流行色はパステルカラー
匠はこの色のパンパスグラスを使用することにした。
ピンクのパンパスグラス↓
引用元:MARCHE AOZORA
1着完成させるのに使われるパンパスグラスは100本以上。
100本以上が華麗なファーの決め手だ。
このフサフサの部分を全て使う訳ではなく、フサフサ部の生え方と流れ、ファーの形を考え細かいパーツに分ける。そしてファーの土台となる部分に刺しこむ。こうすることでファーに立体感が産まれ、よりゴージャスになっていくのだ。
匠の技術
匠の技術を紹介します。
①ファーを選ぶ作業
匠の目と手の感覚、経験でパンパスグラスを選び出す。
初めの肝心な作業だ。
②ファーを細分化する
次にファーを細かく分け、袖、前身頃、背中‥と部位に適したパンパスグラスをまとめていく。
毛の流れを感じ、ここだと思った部位を直感で決める。
長年のみのを作っている匠だからこそ成せる技だ。
③ゴミを落とす
天然素材であり、息をしているため虫が入り込んでいることがある。
細部までに入り込んだ虫を落とすためにはこの様に手作業で落とす。
「ぶ~~~んぶ~~~ん」と言いながら回すと、仕事のモチベーションがあがりパンパスグラスの調子も良くなるらしい。パンパスグラスと心身ともに一体化することも大切だ。
また、このパンパスグラスの根元に火起こし棒を持ち自ら火を起こす。その火で湯を沸かして入れたコーヒーは一日の疲れが吹き飛ぶほど最高の味がするそうだ。
この作業を機械でやってしまうと、パンパスグラスが千切れてしまったり傷がつく恐れがあるので手作業ですることが要だと匠は言う。
④ファーを土台に刺しこむ
そしていよいよ土台へ刺しこむ作業だ。
この作業が最も神経を使う部分である。一度間違えると、やりなおしが効かない緊張感が漂う場面だ。
この技を習得するのに5年の見習い期間と10年の修行が必要とされている。
匠の目の色が変わる。
このファーが完成するまで期間はおよそ6ヶ月。
その間も匠はパンパスグラスの事を考えたり、パンパースのCMに出てくる赤ちゃん可愛いなと思ったり、パチンコに行ったりして過ごした。
そんな匠もこの時ばかりは真剣だ。
匠の瞳に魂が宿る。
1つの束を、子どもを愛でるかの様に手にとり
優しく、
かつ勢いよく刺しこんだ。
この作業がブレてしまうと、発泡スチロールのカスが散らばったりパンパスグラスの中に発泡スチロールのカスが入ってしまう恐れがあるため油断できない。
一呼吸置く間にも、匠は発泡スチロールのカスを指先でグリグリしたり、爪の間に入れたりして集中力を高める。「遊び心を忘れない」哀愁漂う背中にそう書かれていた。
そして遂に完成する。
最高のアウターを手に入れた子泣き爺
その完成されたアウター着た子泣き爺は喜びのあまり、いつの間にか原宿の竹下通りを歩いていた。
するとたまたま通りを歩いていた大物バイヤーの目に留まる。
こっこれだぁぁぁ!!!
そしてこの爺のアウターが一躍有名となる。
子泣き爺も歓喜の涙いや子泣きの涙を流して喜んだ。
これで爺も時の人となると思われた。
・・・がそうではなかった。
無情にも世はまさに大海賊時代。漫画ワンピースの勢いが止まらない。
巷でこのファーを着た女子を見た若者たちが
「あれ?これドフラミンゴじゃねwww」
と、つぶやく。
すると瞬く間に噂が広まり、このファーを羽織る女性をドフラミンゴ系女子と呼ぶようになったのである。
自分自身がトレンドになると思っていた。予想を覆された子泣き爺は悔し涙、いや子泣き涙を流しながら自らの技の石になることを選んだと言う。
石になることを選んだ爺↓
そして今
あれから2年の時が経った2019年。あの石となった爺が遂に石から元の姿に戻ったと言う。
今年の冬のトレンドカラーはブラウン、ベージュ
もう飾ってなんかいられない。寒くてもいい。ありのままの自分を見てもらえる時が来たのである。
遂に来るのか大妖怪時代。
今年こそ本物の子泣き爺系女子が来るっ
おまけ
パンパスグラスの使い方↓
みなさん環境に優しく、自然に帰るファー(土台は自治体の分別方法に従い破棄しましょう)はどうでしょうか。
おしまい
ランキングに参加してます。