きままなあさこ

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【演奏会】最高な音楽を聴くと背筋がゾクゾクするあの感覚 ~母性が太腿に忍び寄る影をめちゃくちゃにした話~

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ご無沙汰しておりました。お久しぶりの投稿です。

 

息子の音楽発表会での出来事

以前、息子の音楽発表会を見に行った。

 

座席はいつも埋まっているため、二階の通路で立ち見をするのがお決まりだ。

 

娘を抱っこしながら鑑賞した。

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さて、息子の出番。演奏曲はあの皆さんも一度は聞いたことがあるであろうパイレーツ・オブ・カリビアンで有名なあの「彼は海賊」である。

 

彼は海賊はこちら↓

 

 

息子のパートはティンパニ。

 

ティンパニとはこんな打楽器↓

引用元:パール楽器製造株式会社

 

 

タンタタンタタンタタンタ・・・

といきなり息子のティンパニの打音で演奏がスタートする。

 

そして

 

デレテンテンテレっ テンテンテレっ テンテンテレテレン♪

 

とこの曲はいきなりサビからスタートする。

 

タンタンと軽く叩く音と時折ドンッと力強く叩く音が皆の演奏に力強さを与える同時に一体感を生み出していた。

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おーーーーやるじゃないか息子よ!!

 

そして演奏はクライマックス。ラストのサビでドンッ ドンッと打音に強さが増していく。そして大ラスでバーーーンと響き渡る様な迫力ある演奏に背筋がゾクゾクっとさせられた。

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背筋がゾクゾクするあの感覚について

 

このゾクゾクする感覚はフリソン(frisson)といい、皆さんも最高に素晴らしい音楽やオーケストラ、芸術等に出会ったときに感じたことがあると思います。

何故ゾクゾク感じるかと言うといい意味で期待を裏切られる様なときにゾクゾク感じるそうです。

 

 

 

演奏後に起きた恐るべき出来事

 

息子も小学6年生。小学最後の演奏を最高の演奏で締めくくれたじゃないかという感慨深い気持ちと演奏へのフリソンが織り交ざり私の心はとても高ぶっている、いや高ブリソン状態になっていった。

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と思ったそのとき。

 

 

 

太腿の裏辺りに違和感があった。

 

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二回ほど刺すような痛みがあった。

 

 

この感覚は!!

 

 

 

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これは絶対やつだと思った。

 

 

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そんな想いが頭をよぎる。 

と言うのも私は過去に奴の怖さをこれでもかと言うくらい味合わされている。

 

 

私が過去に味わったムカデの恐ろしさについて知りたい方はこちら↓

www.kimamanaasako.com

 

 

家のみでなく、大ホールにまでついてくるなんて。

恐怖よりもその行動力に感心させられた。

 

 

しかし前には娘を抱っこしている。下手に動けない。使えるとしたら片手が精いっぱいだ。 

しかもこのまま咬まれると私はおろか娘にも危害が及ぶ恐れがある。

母親の心理というものは、赤ちゃんに危険が迫ると回避しようとする。

 

そこで私の脳は奴をひねりつぶそうと決意した。素手で。

 

 

今考えるととんでもないことなのだが、その時は何の躊躇もなくそう決断した。母性本能が私の手をそうさせた。

 

 

 

チクチクする太腿へ後ろから手を回し、囲むように勢いよくつまむ。このつまみ具合は枝豆をつまむ具合、つまりつまみ枝豆状態何てもんじゃない。

 

渾身の力を込めてつまみにつまむにつまめ込んだ!!!

 

普段なら怖くて見たくもないムカデだが、この時ばかりは見えないせいかつまむことができた。

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第一印象:堅い

 

 

 

 

気持ち悪さよりも、捕らえた喜びの感覚が勝つ。モンスターハンターとはこういう気持ちなのだろうか。

 

だがしかし中の物は暴れているのか、チクリチクリと太腿を刺す。

 

 

このままでは親子もろとも破滅の道。

 

 

そう思った私は、ボクシングで言うならノーモーションで右ストレートを放つ様に相手の事など意にせず無意識に指を捻っていた。

 

ジャリジャリした感触が指から伝わる。

脇の下あたりに鳥肌が立った。

 

 

 

そのままの態勢で、指を離すと痛みが無くなった。

私は心の中で「やった」と小さくガッツポーズをした。

 

 

ただしムカデは虫の中でも屈強な部類であり、倒すために精神力と鋼の根性を強いられる。

もしかしたらまだ生きているかもと思い指でなぞってみた。

 

すると不思議な感覚が私を襲う。

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でこ・・ぼこ・・?

 

 

まさか・・・

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「うわぁーーーー!」と叫びたいがここは大ホール。

 

 

眼下には保育園児から小学生、中学生、さらには保護者、市長やら市議会議員などワンダフルでファンタスティックでパイレーツなカリビアンが勢ぞろいである。

 

 

大きな声に娘もビックリして泣き出し、二階の通路に佇む子持ちのアラサーに皆の視線が集中すること間違いなしである。

 

 

 

しかしここで、またしても母性本能が登場する。

母性本能は冷静さを呼び戻し、私を平穏に戻す。

どうしても安全確保出来たかどうか確認したい。

私の太腿裏がどのような現状になっているか。

 

 

恐る恐る指を伸ばしてつまみ取る。

小さな欠片が取れた。

 

 

 

ピントをずらしボヤかせ、遠巻きにその欠片を眺めた。

 

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すると二本のツノみたいなものが見えた。

 

 

 

 

ひぇぇぇぇーーーー!!

 

 

 

 

心の中の私が大絶叫している。

 

 

背筋がゾクゾクとした感覚に襲われる。あのフリソンとは違う別のゾクゾク感だ。

 

一刻も早くこの指を離したい。でもこのまま指を開かなくてもいいんじゃないか。いや、もうずっとつまんどこう。

と、このままつまみ枝豆状態でも良いじゃないかと自問自答していた。

 

 

そしてそんな葛藤の後に、意を決してつまんでいた指をゆっくりとゆっくりと開いていった。

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 すると・・・

  

 

 

 

 

 な、なんじゃこりゃぁぁぁ。

 

 

 

 

 

 

そいつの名は・・・

 

 

 

 

 

 

くっつき虫!

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 正式名称

 

アメリカセンダングサ!!

 

 

 

 

どこにでも生えている草_(:3 」∠)_

 

くっつき虫と分かった瞬間、ホッとした感覚と共に脇の下がゾクゾクとした不思議な感覚になった。

 

 

なんでやねん。と小さく呟く。

普段話さない関西弁を時折会話に混ぜると、エセ関西人を演じる自分が鼻につく。

この時のなんでやねんは何故か心地がよかった。

 

後で駐車場に戻ってわかったが、どうやら車から降りるときについたらしい。

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恐ろしいことにこんなちっぽけな植物のせいで、私の心は惑わされ錯乱しかけた。

でも結果的にはいい意味で期待を裏切られたようである意味助かった。

 

あれっ?ってことはあのくっつき虫と分かった時の不思議なゾクゾク感は・・・

 

 

フリソンなのか!?

 

 

 

海賊な演奏のゾクゾク感と共に、くっつき虫でのゾクゾク感という2度のゾクゾク感を味わうことが出来た最高にパイレーツ・オブ・カリブリソンな一日だったのでした。

 

 

 

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まとめ

 

虫もひっつき虫も姿が見えない時は翻弄される。

 

 

 

おしまい

 

 

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