駄菓子のミニコーラ
普段からお菓子を購入します。スーパーの駄菓子コーナーでは子どもと一緒に駄菓子を選ぶのが大好きです。 今回は「オリオン株式会社のミニコーラ」を購入した。
駄菓子屋でよく見かけますよね。私がちっちゃな頃からあるなーと調べてみると、なんと1978年から販売されている超ロングセラーな商品でした。
引用元:オリオン株式会社
なぜ購入したかというと、たー兄ちゃんがミニコーラから本当のコーラを作りたいと言い出したからだ。
何を言うんだ。意味の無いことをしたがる。それが男だ。 でも、もしかしたらそれは意味があることなのかもしれない。(なんか名言ぽい笑)
ケースに異変!?気付いたこと
5個ほどまとめ買いをしていたのでたー兄ちゃんが満足そうにミニコーラを並べて見ていると、
左:蓋の開け口が丸い
右:六角形になっており細い
確かに~。
私なら全く気にしないところを観察しているたー兄ちゃんの鋭い観察力には目を見張るものがある。
この二つを並べて考えました。恐らく丸だと粒がドバっと出てくるから取り出す際に調整しやすい様に細くしたのだろうか?
公式な回答をいただきました
気になった私はすぐさまお客様センターに問い合わせをしました。問い合わせたのが日曜日だったので、返事が来たのは翌日月曜日。
オリオン株式会社からの正式な回答がこちら↓
2018年7月末製造分より、順次フタの形が六角形のものに切り替わっております。以前は蓋の形が丸いものを使用しておりましたが、より開けやすい容器とするため容器成型業者と相談し蓋の形を改良することにいたしました。ですので現在製造されているものは、すべて六角形のものになります。
だそうです。
蓋の構造を考えてみる
そういえば一般的な缶詰の蓋のイメージってこんな感じですよねー。
一般的な缶詰の蓋の構造
調べてみるとイージーオープン缶といい①プルタブに指を引っ掛ける②プルタブを起こす③プルタブを引いて蓋を開けるの3つの動作で開けるようになっている。
②のプルタブを起こすという動作はテコの原理を利用し少し蓋を開閉することで③のプルタブを引いて蓋を開ける動作のきっかけを作り手助けをしている。
ミニコーラの蓋の構造
あれ?よく見てみるとオリオンのミニコーラの蓋は一般的な缶詰とは違い①プルタブに指を引っ掛ける②プルタブを引いて蓋を開けるの2動作で開けるようになっている。
イージーオープン缶と違ってきっかけもないままプルタブを力いっぱい引いて開けなければならないのだ。
【ちぎれると中身が散らばってしまうので力加減をしながらミニコーラを開ける図】
しかしこれを六角形にすることで角ができ、その最初の角まで引っ張る力だけで蓋を開閉することができる!!
イージーオープン缶の②のプルタブを起こすという動作に近い働きを構造で補っている。素晴らしい。
比較してみて分かったこと
ピカーン!!じゃあ一般の缶詰の蓋も六角形にすればいいんじゃない。 と思ったけど蓋は開けやすくなるかもしれない。けど、ある程度重さもあるものなので落としてしまったりすると、角があるからそこからゆがんで蓋が開閉したりするだろうから耐久性が損なわれる。長期保存もできる缶詰はやはり丸型の方がベストであろう。
その点ミニコーラは重さも軽いのでそこまで耐久性を求めるより開閉性を求めた方が顧客のニーズに合っている。
蓋が変わっても気づかないかもしれない。丸くても蓋は開けられる。ちょっとしたことだけど顧客の事を考えて改良するなんて、いい会社じゃないか。
より良い商品作りのために、こういう小さなことを見逃さずに改良を積み重ねていくことがロングなセラーを生み出しているということに気付かされたのでした。
ミニコーラからコーラを生成してみた
ということで会社の素晴らしさを知ったところでたー兄ちゃんが一人黙々とコーラを生成していました。
材料
- 炭酸水
- ミニコーラ
作り方
- ミニコーラに炭酸水を並々いれます
- 蓋をします
- 1時間ほど待つとラムネが溶けます
- ミニコーラコーラの出来上がり
補足:ラムネを粉々にすると時間短縮できます
【ミニコーラコーラ作成中の図】
コップに入れて作ったらいいのにって言ったけどあくまでもミニコーラの状態でコーラを作りたいらしい。
お味の感想
美味しそうに飲み干してました。
すごくくだらない。 すごくくだらないと思う人もいるかもしれない。でももしかすると、これがすごく意味のあることなのかもしれない。
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